ロクゴウシツ

友達と泊りがけで温泉旅行なんて、何年ぶりだろう。
群馬県の草津温泉に行ってきました。
昼前に上野駅に集合。駅弁を買い込み、まるで修学旅行のような電車の旅。
2時間半ほどかけて列車は長野原草津口に到着。
そこからさらにバスに乗り、日が傾き始める頃、草津温泉に到着。

泊まる旅館は「奈良屋」。
なぜ、草津で奈良なのだろう…。
外観も内装も、純和風といった感じで、
とても風情があり、GOOD!
お部屋にはコタツ。
浴衣や半纏、さらに丹前も用意されていて、
足袋靴下もついていた。
これがすごく重宝。
浴衣に草履で外に出るには、
素足では寒いし、
靴下では草履が履けないので、
足袋靴下がぴったりだった。

旅館に荷物を置いて、晩御飯までの間、皆で周辺散策。

温泉街の中心部にある湯畑。（左）東京では見られない軒が連なる。（右）
ふらふらと歩いていると温泉饅頭を試食させてくれる店があったり、
鮎の塩焼きや温泉卵を売っている店も。
ただ、5時を過ぎた頃から急激に気温が下がってきて、
（ちなみにこの帆の最高気温予想は3度。東京は11度。）たちまち凍える寒さに。
急いで旅館に戻り、旅館の温泉に浸かって温まってから、
おいしいご飯に舌鼓を打った。
写真は上州牛の石焼。
どれもとても美味しく、味もボリュームも満点！
こういう時、胃袋が小さいって、損した気分。
せっかくメニューを持って帰ってきたので献立を書いてみると

食前酒　ブルーベリーワイン小鉢　鶯豆腐前菜　穴子寿司　あん肝　烏賊呂焼き椀物　薄氷見立て造り　ぼたん海老　まぐろ　石垣貝煮物　蕪蒸し焼き物　寒ぶり照り焼き酢の物　柿絹田巻き揚げ物　海老揚げ　胡麻団子　烏賊牛蒡揚げ台の物　上州牛の石焼箸休め　焼き林檎お食事　こしひかり　赤だし　浅漬け水菓子　湯畑プリン

といった感じ。

温泉旅行は温泉の写真が撮れないのが致命的。
旅館の温泉は露天が桜の木の下にあり、桜の季節にはさぞかし綺麗だろうと思った。
また、夜中に男湯と入れ替わったので、そちらも入ってみたが
こちらはまた、趣が違っていて、
中央の大きな内湯が特にやわらかいお湯で入った瞬間に体中、ツルツル！
意図的なのかどうなのか、湯気がものすごく篭っていて、
幻想的でもあり、スチーム効果もあり、癖になりそうな温泉だった。

翌日は西の川原園地を通って西の河原大露天風呂へ。
朝食もすごく美味しかったのだが、
夕食をいっぱい書き過ぎてしまったので割愛。

西の川原園地という国立公園。
緩やかな斜面を温泉の川が流れ、
所々に足湯のような小さな温泉池が点々と観られる。
中には本当に靴下を脱いで浸かっているカップルもちらほら。
登りきったところに500㎡もの広さの大露天風呂がある。
入浴料は500円。
雪の積もる斜面や晴れ晴れとした青空の下に、エメラルドグリーンに広がる広大な岩風呂。
確かに、こんな景色、見たこと無い。
とってもすがすがしく、気持ちよくて、心も体もリフレッシュ！

その後、お土産を買って、2日間の温泉旅行を終えたのでした。